活動報告

自然

月齢28の細い月と水星

暁の天体ショー

あわじ暮らし総合相談窓口のFBで、夜明け前の東天に水星が見えるとの記事がありました。
13日の朝は残念ながら曇り。
14日の朝、見事に晴れてくれました!
明けの明星・金星が大きく輝いています。
しばらくすると月齢28の細い月が見えてきました。
少し上がってくると、すぐ右側に水星が見え始めました。

月齢28の細い月と水星

月齢28の細い月と水星

月は新月(月齢0)から上弦、満月、下弦を経て、概ね29.5で新月に戻りますから、月齢28ってのは肉眼で見ることのできる最も細い月と言っても言い過ぎではないでしょう。もう明日になれば月は見えないと思います。

月齢28の細い月と水星、金星

上の方で明るいのが金星、月のすぐ右に水星があります。わかりやすくマーキングしてみました。

肉眼では月は地球照がはっきりと見えていました。地球照というのは月の影の部分が地球で反射した太陽の光に照らされてうっすらと見える現象です。新月前後の細い月から見ると、地球はちょうど太陽と反対側に位置しています。すなわち月では地球が満月(満地球)のように見えるのです。しかも地球から見る月よりも月から見る地球は面積で16倍も大きく、表面の反射能も地球の方が3~4倍も高いのでとても明るいのです。満月の夜、明かりが無くても夜道を歩くことができますが、満地球の夜、月の表面ではくっきりと影が地面に映り、細かな地表の段差もはっきり見えるほどと思われます。
ともあれ、今朝は素晴らしい光景を楽しませていただきました。

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