去る6月30日にあわじFANクラブの地域食文化事業として、いびつ餅作りの体験イベントを行いました。
当日は10組募集のところ10組16人の参加で、老若男女、淡路島出身の人や移住して来られた方々で、和気あいあい、笑顔と笑いの絶えないイベントとなりました。
材料はFANクラブのスタッフHさんが準備しましたが、もっとも重要な「いびつの葉」は洲本市の山間部で手に入れました
5月の子どもの日には柏餅が全国的に食べられますが、淡路島では柏の代わりに、ツル性の植物でサルトリイバラ(またはサンキライ)とも呼ばれるいびつの葉を使うことが多いのです。もちろんお店にも売っていますが、淡路っ子なら、幼い頃におばぁちゃんやお母さんが作ってくれた思い出の味として懐かしがることでしょう。
さて、イベントでは4グループに分かれてお餅作りの体験です。あんこを丸めたり、餅粉に水を加えて団子にしたものをのばしたり・・・。あんこをお餅の生地でくるんで葉っぱに挟んで蒸したら出来上がり!蒸し器からいびつの葉独特のいい匂いが漂い、子ども達も大はしゃぎ!
やっと蒸しあがったお餅と、蒸している間に作った桜餅もお皿に並べて、さぁ、みんなでいただきまぁす!
参加者の中には、初めて食べた淡路島の味に感動、子どもたちに負けない食べっぷりと喜びの笑顔を見せてくれました。
淡路島には新しくおしゃれなお店や施設が増え、観光や移住に来られる方々もどんどん増えています。淡路の新しい姿とは逆に、島の自然や伝統的な味わいを伝えていくことも大切だなぁと思わせられるイベントでした。
今後もこのようなイベントを開催予定ですので、ぜひチェック&参加してね!