あわじFANクラブ恒例の手作りみそワークショップを、1月21日(日)南あわじ市広田地区公民館で開催しました。
19日の朝、大豆を洗って浸漬。大豆を洗うと泡が立ちます。この泡の成分は大豆サポニンで、
有害ではありませんが苦味・渋みがあるので、泡が立たなくなるまでたっぷりの水でよく洗います。
最初はこんなに泡が出ます
そしてじっくりと水を吸わせておきます。
21日は朝から4時間近くあくを取りながら、大豆が顔を出しそうになれば差し湯をして軟らかく煮ます。
今回使用した大豆は例年通り北海道産とよまさりで糖質が多く脂肪分が少ない、味噌や煮豆に最適な品種です。
項目 | とよまさり | フクユタカ(普通の大豆) |
粒の大きさ | 大 | 中の大 |
糖質(%) | 23.0 | 19.9 |
タンパク質(%) | 43.1 | 42.3 |
脂質(%) | 18.6 | 23.0 |
13時からワークショップをスタート。
まずは米糀と塩をよく混ぜ合わせる「塩切り」からスタート。
米糀は洲本市安乎町の目釜こうじみそ店さんにお願いしました。
次いで煮あがった大豆を大きな容器に移し、マッシャーで粒がなくなるまでつぶします。
つぶれたら塩切り糀とよく混ぜ合わせます。
良く混ざったら大豆の煮汁で硬さを調整。耳たぶ程度に。
無水エタノールで殺菌した容器に、できるだけ空気が入らないようにきっちり詰めて、表面に塩をまぶし(塩蓋)、
ラップで覆って蒸しエタノールを噴霧して出来上がり。
その後、全員でお茶を飲みながら自己紹介や質問タイム、今後のイベントの紹介などたのしくすごしました。
1カ月ほどしたらラップを取り換えてカビが生えていないか確認します。そして梅雨明け頃まで熟成させて味見をしてください。
時間の経過とともに熟成が進み、お気に入りの味になったら冷蔵庫に入れて熟成の進行を遅くしましょう。
ご参加くださった皆様、手前味噌の味をお楽しみくださいネ。